明恵上人筏立遺跡(読み)みようえしようにんいかだちいせき

日本歴史地名大系 「明恵上人筏立遺跡」の解説

明恵上人筏立遺跡
みようえしようにんいかだちいせき

[現在地名]金町歓喜寺

歓喜寺かんぎじ集落の南方、蜜柑畑のなかにあり卒塔婆が建つ。高山寺明恵上人行状(施無畏寺文書)に「石垣ノ奥、人里廿町ハカリヲ隔テ筏立ト云処アリ、湯浅兵衛尉宗光上人舅、彼所ニ一両ノ草菴ヲ構ヘテ召請ス、則彼所ニ遷住ス、此所ニテ、読経坐禅修学等ノ勤行是ヲ始ム、其間唯心観行式一巻コレヲ撰集ス、又随意別願文、同クコレヲ集メテ三時修業ノ業トス」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android