書散らす(読み)カキチラス

デジタル大辞泉 「書散らす」の意味・読み・例文・類語

かき‐ちら・す【書(き)散らす】

[動サ五(四)]
気分に任せて、無造作に書く。とりとめもなく次々と書く。「―・した詩を推敲すいこうする」
あちこちへ順序なく書きつける。「思いついたことを―・す」
[類語]書き流す書き下す書きなぐる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「書散らす」の意味・読み・例文・類語

かき‐ちら・す【書散】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 筆にまかせて無造作に書く。また、あちらこちらに書きしるす。
    1. [初出の実例]「真名かきちらして侍るほども」(出典:紫式部日記(1010頃か)消息文)

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