柱房式採炭法(読み)ちゅうぼうしきさいたんほう(英語表記)room and pillar mining

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「柱房式採炭法」の意味・わかりやすい解説

柱房式採炭法
ちゅうぼうしきさいたんほう
room and pillar mining

炭柱式採炭法 (→鉱柱 ) の一種で,炭層中に幅7~8m程度の広幅坑道を,間に同じ幅の長方形炭柱を残しつつ掘進しながら採炭し,数十m進行したところで残した炭柱を採掘しつつ後退する採炭法。炭柱にはところどころ目抜きを設けて通気を行う。日本では特定の大規模な炭鉱で成功しているが,あまり広くは行われていない。掘進方向によりイギリス式,アメリカ式の別がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android