炭柱(読み)タンチュウ

デジタル大辞泉 「炭柱」の意味・読み・例文・類語

たん‐ちゅう【炭柱】

炭坑で、地面上層沈降崩落を防ぐため、採掘せずに残しておく石炭層。安全炭柱。

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精選版 日本国語大辞典 「炭柱」の意味・読み・例文・類語

たん‐ちゅう【炭柱】

  1. 〘 名詞 〙 炭坑で、土地の沈降、あるいは上層の崩落などを防ぐために、竪坑(たてこう)や主坑道の周囲・側辺に採掘しないで残してある石炭の層。安全炭柱。

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百科事典マイペディア 「炭柱」の意味・わかりやすい解説

炭柱【たんちゅう】

坑道保護のため坑道両側に炭層一部を残したり,残柱式採炭で採掘跡の天井を支えるため掘り残した炭層の一部をいう。また柱房式採炭で初め掘り残した炭層部分も炭柱というが,これは後に採掘される。→炭鉱

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改訂新版 世界大百科事典 「炭柱」の意味・わかりやすい解説

炭柱 (たんちゅう)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「炭柱」の意味・わかりやすい解説

炭柱
たんちゅう

鉱柱」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の炭柱の言及

【鉱柱】より

…鉱山において坑内の天盤または上盤を支え,坑道や採掘切羽を安全に維持するため,採掘せずに残して自然の柱にする鉱石部分。炭鉱の場合には炭柱という。規則正しく碁盤目状に鉱柱を残す方法と,比較的低品位の鉱石の部分を不規則に残す方法とがある。…

※「炭柱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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