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鉱柱 こうちゅうore pillar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鉱柱
こうちゅう
ore pillar

鉱体を採掘するときに採掘されずに残される鉱体(炭層)の部分をいう。残柱,竜頭ともいい,炭層の場合は炭柱という。地下に存在する鉱体を採掘するために切羽のほかに相互に関連づけられた組織的な坑道網を必要とする。この坑道網による骨組みを坑内構造といい,これを維持するために設けられるものである。特に残柱式採炭法では炭層中に縦横に坑道を切り開いて炭柱を残し(炭柱づくり),次いで採掘(炭柱引き)する。鉱柱はまた保安鉱柱としても設けられる。垂直に設けられるもの(垂直鉱柱),水平に設けられるもの(水平鉱柱)がある。なお採掘の最終段階では回収(2次採掘)されるが,特に経済上や保安上の問題から回収しない場合がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

こうちゅう【鉱柱 pillar】

竜頭あるいは残柱とも呼ばれる。鉱山において坑内の天盤または上盤を支え,坑道や採掘切羽を安全に維持するため,採掘せずに残して自然の柱にする鉱石部分。炭鉱の場合には炭柱という。規則正しく碁盤目状に鉱柱を残す方法と,比較的低品位の鉱石の部分を不規則に残す方法とがある。鉱柱の大きさや間隔などはその役目を十分に果たす限度内でできるだけ採掘実収率を高めるように選定されなければならず,各種の地圧測定器を使い地圧計算,強度計算をして科学的に処理される。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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