橘岑継(読み)たちばなの みねつぐ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「橘岑継」の解説

橘岑継 たちばなの-みねつぐ

804-860 平安時代前期の公卿(くぎょう)。
延暦(えんりゃく)23年生まれ。橘氏公(うじきみ)の子。母は仁明(にんみょう)天皇の乳母田口真仲。おさないころは学問をこのまなかったが,天皇のなげきをきいて発憤し,精進したといわれる。承和(じょうわ)11年参議,のち中納言となった。正三位。貞観(じょうがん)2年10月29日死去。57歳。名は峯継ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android