永見 徳太郎(読み)ナガミ トクタロウ

20世紀日本人名事典 「永見 徳太郎」の解説

永見 徳太郎
ナガミ トクタロウ

大正・昭和期の劇作家,南蛮美術研究家



生年
明治23(1890)年8月5日

没年
昭和25(1950)年10月23日

出生地
長崎

別名
号=夏汀

経歴
倉庫業を営むかたわら市会議員、商工会議所議員、ブラジル国名誉領事などをつとめる。南方ゴム園経営に失敗後、昭和初年東京に移住し劇作、南蛮研究に従う。戯曲集「愛染艸」、随筆集「南蛮長崎草」など多くの著書があり、南蛮趣味の蒐集でも有名であった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「永見 徳太郎」の解説

永見徳太郎 ながみ-とくたろう

1890-1950 大正-昭和時代の劇作家,美術研究家。
明治23年8月5日生まれ。生地長崎で倉庫業をいとなむ。俳句小説を書く一方,長崎をおとずれた芥川竜之介ら著名人と交遊,長崎の紹介につとめる。南蛮美術品の収集・研究家としても知られた。昭和25年10月23日死去。60歳。号は夏汀。著作に戯曲集「愛染艸」,「長崎版画集」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例