沢柳 大五郎(読み)サワヤナギ ダイゴロウ

20世紀日本人名事典 「沢柳 大五郎」の解説

沢柳 大五郎
サワヤナギ ダイゴロウ

昭和・平成期の美術史家 東京教育大学名誉教授



生年
明治44(1911)年8月23日

没年
平成7(1995)年11月3日

出生地
東京市

学歴〔年〕
東北帝国大学法文学部美学美術史学専攻〔昭和10年〕卒

経歴
東北帝大助手を経て、日本文化大観編修会、美術研究所に勤務し、東京教育大、早大の教授を歴任する。美術史家、評論家として活躍した。美術史家として「ギリシアの美術」「ギリシア美術襍稿」「ギリシア神話と壺絵」「アッティカ墓碑」や翻訳「希臘芸術摸倣論」などの著書があり、鷗外研究家としても「鷗外箚記」の著書がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「沢柳 大五郎」の解説

沢柳大五郎 さわやなぎ-だいごろう

1911-1995 昭和-平成時代の美術史家。
明治44年8月23日生まれ。沢柳政太郎(まさたろう)の子。文部省美術研究所勤務をへて,昭和28年東京教育大教授,43年早大教授。ギリシャ美術史,とくに墓碑彫刻の研究で知られる。著作に「ギリシアの美術」のほか森鴎外研究家として「鴎外箚記(さつき)」など。平成7年11月3日死去。84歳。東京出身。東北帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「沢柳 大五郎」の解説

沢柳 大五郎 (さわやなぎ だいごろう)

生年月日:1911年8月23日
昭和時代;平成時代の美術史家。東京教育大学教授
1995年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android