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アッティカ Attiki/〈英〉Attica

デジタル大辞泉の解説

アッティカ(Attiki/〈英〉Attica)

ギリシャ南部の半島。首都アテネがある。

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百科事典マイペディアの解説

アッティカ

ギリシア中部の南東に突出した半島部をさす地域名。古代アテナイアテネ)の領域。可耕地は少ないが,アテナイ富強の一因となったラウリオン銀山,大理石を産したヒュメットス山がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

アッティカ【Attika】

中央ギリシアのほぼ三角形の半島部を指す地域名。古代のポリス,アテナイは都市部のアテナイとそれを西を除く三方からとり囲む田園部のアッティカとから成っていた。アッティカの平野は穀物よりもオリーブ,ブドウ栽培に適し,特にオリーブ油はアテナイの主要輸出品であった。南部ラウリオン産出の銀はアテナイ繁栄の一因となった。また,アッティカの土壌の質は陶器製造に適し,ペンテリコン山およびヒュメットス山では良質の大理石が得られた。

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大辞林 第三版の解説

アッティカ【Attika】

ギリシャ南東部のエーゲ海につき出た小さな半島、および、先端にある県名。中心都市アテネ。古代の都市国家アテネの地。アッチカ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アッティカ
あってぃか
Attiki

ギリシア中部、南東に突出した同名の半島の先端にある県。アッティカAtticaは英語名。エーゲ海のペタリオンPetalion湾、テルマTherma湾に臨む。県都アテネ。面積3808平方キロメートル、人口376万4348(2001)。
 アテネ大首都圏を中心とした人口稠密(ちゅうみつ)なギリシアの心臓部である。土地はやせているが、良質のワイン、オリーブ油、蜂蜜(はちみつ)を産する。大理石の産地ペンテリコンPentelikon山や、古代の繁栄が伝えられる銀鉱山ラウリオンLaurionをもつ。アテネ南西の海岸線やヒメトス山へ向かう丘陵地帯は保養地として知られ、ケサリアニ、ダフニのビザンティン教会、ブラフロン、スーニオン、エレフシス、マラトンなど古代の遺跡も多いため、広く海外からの観光客を集めている。[真下とも子]

歴史

この地域は新石器時代から人が居住し、最近の有力説に従えば、紀元前2000年にはギリシア人がすでに侵入、定住した。彼らが発展させたミケーネ文明の崩壊後も、伝説によると、アッティカはドーリア人に征服されず、ギリシア人「生え抜き」の国として存続した。アテネを中心に政治的統一が完成したのは前8世紀と考えられている。その後、ポリス(都市国家)アテネの領域として、ソロン、クレイステネスらの諸改革を経て古代民主政が開花、前5世紀には、文化、政治、経済などあらゆる分野でギリシア世界の中心となった。のちマケドニアの支配などを受けたが、前146年にはローマの支配下に入った。古代末期ゲルマン人に侵入され、8世紀にはスラブ人の定住地となった。中世以後いっそう衰亡し、幾多の変遷を経て、15世紀にトルコの支配下に入った。19世紀初めの独立後、アッティカの中心アテネが現代ギリシアの首都になったのは1834年である。[真下英信]

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世界大百科事典内のアッティカの言及

【アテネ】より

…その都市としての起源は古代にさかのぼり,今日なお往時の遺跡を豊富に残している。古代においては,前8世紀以降,この町を中心に,中部ギリシアの南東端に突き出た半島状のアッティカ地方全体を領域として,都市国家すなわちポリスが形成され,前2世紀,ローマの支配に服するまで独立の国家としての存立を保った。古代史に関しては,したがってこの都市国家全体とその中心市とを,ともにアテナイ(アテネ)と呼ぶ。…

※「アッティカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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