笹龍胆(読み)ささりんどう

精選版 日本国語大辞典 「笹龍胆」の意味・読み・例文・類語

ささ‐りんどう‥リンダウ【笹龍胆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 紋所の名。龍胆(りんどう)の葉を笹の葉のように五葉並べ、その上方に花を三つ並べたもの。俗に、清和源氏村上源氏定紋とされる。
    1. [初出の実例]「いのししに笹りんどうのゑふを立て」(出典:雑俳・柳多留‐一二(1777))
  3. 植物りんどう(龍胆)」の異名。《 季語・秋 》 〔大和本草(1709)〕
  4. 植物「からたちばな(唐橘)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
  5. 植物「やぶみょうが(藪茗荷)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android