菜種油かす(読み)なたねあぶらかす

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「菜種油かす」の意味・わかりやすい解説

菜種油かす
なたねあぶらかす

油菜種子を炒って,蒸発圧搾するか,溶剤で油を浸出した残滓肥料となる。成分窒素 6.0~4.5%,リン酸 2.6~2.0%,カリウム 1.0%を含む。黄褐色か茶褐色。適用作物は野菜やたばこ。遅効性肥料で,多く元肥として施肥される。施肥の際は間土覆土をするか,堆肥や土壌とよく混合し,一時に多量の施肥をしてはならない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android