裾被(読み)すそかずき

精選版 日本国語大辞典 「裾被」の意味・読み・例文・類語

すそ‐かずき‥かづき【裾被】

  1. 〘 名詞 〙 淵酔(えんすい)、すなわち新年大嘗会などの大礼の時の酒宴で、貴人衣服の裾を女房が持つこと。また、その女房。
    1. [初出の実例]「けふは又殿上のゑんすいとてひしめく。〈略〉すそかづきの女房卅人ばかり御あたりにさぶらふ」(出典:おもひのままの日記(14C中)一月二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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