西国三十三カ所札所詣(読み)さいごくさんじゅうさんかしょふだしょもうで

旺文社日本史事典 三訂版 「西国三十三カ所札所詣」の解説

西国三十三カ所札所詣
さいごくさんじゅうさんかしょふだしょもうで

近畿地方にある33カ所の観音霊場を巡拝すること
観音菩薩が33種に化身して民衆を救済するという観音経由来。養老年中(717〜724),長谷寺得道の伝説に発し,986年花山法皇の巡礼に始まると伝える。江戸時代紀伊国和歌山県那智に始まり美濃国岐阜県谷汲山 (たにぐみやま) に終わるコースが一定した。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android