覚済(読み)かくぜい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「覚済」の解説

覚済 かくぜい

1227-1303 鎌倉時代の僧。
安貞元年生まれ。中山兼季(かねすえ)の子。真言宗醍醐(だいご)寺の源運らに師事し,宝治(ほうじ)2年金剛王院の実賢から灌頂(かんじょう)をうけ,醍醐寺座主(ざす)となる。東寺長者をへて正応(しょうおう)6年座主に再任された。金剛王院流の一派山本流の祖。乾元(けんげん)2年1月22日死去。77歳。通称は山本僧正,峰僧正。法名は別に真源。著作に「秘鈔口決」「用心鈔」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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