貴船寺跡(読み)きせんじあと

日本歴史地名大系 「貴船寺跡」の解説

貴船寺跡
きせんじあと

[現在地名]都城市梅北町 尾崎

梅北うめきた川右岸の洪積台地に位置する。昭和六三年(一九八八)に調査され、近世墓壙跡を中心に古墳時代後期の竪穴住居跡二基、中世の溝状遺構と掘立柱建物跡などが出土している。竪穴住居跡は方形プランを呈し中央に焼土をもち、壁面から丹塗の壺と坩形土器が完形で出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android