赤生原村(読み)あこうばるむら

日本歴史地名大系 「赤生原村」の解説

赤生原村
あこうばるむら

[現在地名]桜島町赤生原

小池こいけ村の東に位置する。永禄一二年(一五六九)一一月一三日、島津義久は自らの菩提所と定めた妙谷みようこく(現鹿児島市)向之むかいの島赤生原の塩屋一間を寄進している(「島津義久寄進状」旧記雑録)。中世末には樺山氏の所領となっていたらしく、細川幽斎大隅薩摩に下向した時(天正二〇年か)に樺山家の所領赤生原門三町などが没収されたという(寛永五年一二月一日「樺山久高申状」樺山氏系図など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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