風渡野村(読み)ふつとのむら

日本歴史地名大系 「風渡野村」の解説

風渡野村
ふつとのむら

[現在地名]大宮市風渡野・東宮下ひがしみやした

小深作こふかさく村の南に位置し、東はみや谷塔やとう村・宮下みやした村。東部は見沼代用水(東縁)に臨む低地、西部は南方加田屋かたや新田まで続く悪水堀の低地で、両低地に挟まれた洪積台地が村の中心部を占める。岩槻町へ通ずる道、原市はらいち(現上尾市)へ通ずる道などが通る。南部なんぶ領に属した(風土記稿)。表紙に「御水帳写也 風渡野村 慶長四年九月四日」と記される検地帳(大塚家文書)があるが、これは当村からのちに分村する宮下村分を書抜いたもの。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android