鶴沢燕三(5世)(読み)つるざわえんざ[ごせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鶴沢燕三(5世)」の意味・わかりやすい解説

鶴沢燕三(5世)
つるざわえんざ[ごせい]

[生]1914.1.5. 大阪
[没]2001.12.2. 大阪
義太夫節三味線方。本名浜野民男。6世鶴沢才治,6世鶴沢友次郎に師事,1943年 5世燕三を襲名近松門左衛門世話物を得意とし,7世竹本住大夫と組んで活躍。作曲も行なうほか古曲の復曲にも尽力。1983年芸術選奨文部大臣賞を受賞。1985年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android