デジタル大辞泉
「古曲」の意味・読み・例文・類語
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こ‐きょく【古曲】
- 〘 名詞 〙
- ① 新曲に対して古い曲全体をさす。多く箏曲などでいう。
- [初出の実例]「理宜下共尽二古情一同唱中古歌上故擬二此趣一輙献二古曲二節一」(出典:万葉集(8C後)六・一〇一一・題詞)
- [その他の文献]〔鮑溶‐苦哉遠征人〕
- ② ( 古く珍しい音楽の意 ) 三味線声曲のうち、河東(かとう)節、一中節、荻江節、宮薗節の四流の総称。義太夫、長唄、常磐津(ときわず)などに比して知る人が少ないところからいう。
- ③ 八橋検校(けんぎょう)が貞享(一六八四‐八八)までに作った表裏二組の箏曲の組歌。元祿(一六八八‐一七〇四)以後に作られた新曲に対していう。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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古曲
こきょく
日本音楽用語。三味線音楽のうち、浄瑠璃(じょうるり)の河東節(かとうぶし)、一中節(いっちゅうぶし)、宮薗節(みやぞのぶし)、そして長唄(ながうた)から分かれた荻江節(おぎえぶし)の四つをさす。知る人や演奏する人が少なく、時代的にも比較的古いということによる便宜的総称で、1919年(大正8)町田佳聲(かしょう)が命名したもの。1962年(昭和37)には財団法人古曲会が設立され、後継者の養成、鑑賞会の開催などを行っている。
[林喜代弘]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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古曲 (こきょく)
日本音楽用語。新曲に対して古伝の曲をいう語だが,現在はとくに河東(かとう)節,一中(いつちゆう)節,宮薗(みやぞの)(薗八)節,荻江(おぎえ)節の四つをいう。これらは単に歴史的に古い曲というだけでなく,伝承者が少なく,古風な感じを与えるという意味も含んでいる。一人で二つ以上の曲を習得している人が多いという特色があり,古くから一つのまとまりをしめしていた。1919年(大正8)ごろ町田博三(佳声)が命名し,25年にはじまったNHKのラジオ放送で〈古曲の夕べ〉〈古曲の午後〉などの番組名で使われ,さらに33年笹川臨風(本名,種郎)がはじめた〈古曲鑑賞会〉などによって一般化した。62年に財団法人古曲会が設立され,後継者の育成,演奏会の開催,研究誌《古曲》の発行などを行っている。
執筆者:竹内 道敬
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古曲
こきょく
三味線音楽の分類の一つ。現在は一中節,河東節,宮薗節 (薗八節) ,荻江節の4つ。この語は 1919年頃,町田博三 (佳聲〈かしょう〉) が命名したもの。のち,33年,笹川臨風が古曲鑑賞会を始めて一般的になった。初め上の4つのほかに地歌,富本節なども含めていたが,55年頃から4つとなった。これは歴史的な意味よりも,演奏者が少く珍しいという意味が強く,さらに上の4つは演奏者が重複していて,まとまりやすいという点もある。現在は財団法人古曲会 (1962設立) が総括している。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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普及版 字通
「古曲」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の古曲の言及
【河東節】より
…6世河東までの時代がもっとも盛んで,歌舞伎の舞台に出演していたが,以後は歌舞伎十八番の《[助六由縁江戸桜](すけろくゆかりのえどざくら)》以外には出演しなくなり,蔵前の札差や魚河岸などの,旦那芸として,江戸町人の上流階級にもてはやされた。現在は〈[古曲]〉の一つとして古曲会に所属,家元はおかないで理事制の〈十寸見会〉を組織して保存につとめている。男性の名取が十寸見姓,女性の名取が山彦姓を名のっている。…
※「古曲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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