龍皐院(読み)りゆうこういん

日本歴史地名大系 「龍皐院」の解説

龍皐院
りゆうこういん

[現在地名]村上市羽黒町

臥牛がぎゆう山から西へ延びる丘陵山居さんきよ山の北麓にある。飯野山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。文安二年(一四四五)耕雲こううん寺五世徳嶽宗欽の山居庵として開かれ、九皐きゆうこう庵と称した。以後四十数年を経て、上三光かみさんこう(現新発田市)宝積ほうしやく寺三世湖山文愛が再興し、寺名を龍皐院、寺号を飯野山と改めたという(宝永二年「寺社旧例記」北方文化博物館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android