100BASE-FX

ASCII.jpデジタル用語辞典 「100BASE-FX」の解説

100BASE-FX

100Mbps Ethernetの物理レイヤの1つ。接続にFDDIと同様の光ファイバケーブルを使用し、主にバックボーンとの接続など、UTPケーブルでは不可能な遠距離の接続を可能にするのがこの100BASE-FXである。実際100BASE-FXの物理レイヤは、FDDIの規格であるANSI X3T12に準拠している。FDDIと同じく、ケーブルには、シングルモードまたはマルチモードの光ファイバケーブルを使用する。このうちシングルモードのファイバは、コストは高いがその分精度も高いケーブルで、全二重モード接続で10km以上の接続が可能となる。一方のマルチモードファイバは、シングルモードよりも安価な光ファイバケーブルで、半二重モード時で412mまで、全二重モード時で2kmまでの接続が可能。一般に普及しているのは後者のマルチモードファイバで、直径62.5μm/125μm(ファイバコアのみ/含むクラッド層)のものが利用されることが多い。光ファイバケーブルはノイズ影響を受けにくいので、長距離接続に利用する以外にも、たとえば工場や研究施設などのように、何らかの理由で高いノイズが発生する場所において、ノイズの影響がケーブルに及ばないようにするために光ファイバを利用することもある。

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