精選版 日本国語大辞典 「三阿僧祇劫」の意味・読み・例文・類語 さん‐あそうぎこう‥アソウギコフ【三阿僧祇劫】 〘 名詞 〙 仏語。菩薩が発心してから悟りをひらくまでの五十位の修行に要する期間。菩薩の階位、五十位を三期に分けて、十信以下の四十位が第一阿僧祇劫、十地の初地より第七地までが第二阿僧祇劫、第八地より第十地までが第三阿僧祇劫であるという。三阿僧祇。三祇。[初出の実例]「菩提心をおこしてのち、三阿僧祇劫、一百大劫修行す」(出典:正法眼蔵(1231‐53)発菩提心)[その他の文献]〔釈氏要覧‐上〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の三阿僧祇劫の言及 【劫】より …〈64転大劫〉は宇宙の大規模な破壊(風災)を1回含む64大劫の1サイクルをいう。3阿僧祇(あそうぎ)劫は3×1059中劫のことで,仏の修行の期間を示す。過去荘厳劫,現在賢(げん)劫,未来星宿劫は長さ各1住劫で1回限り現れる。… ※「三阿僧祇劫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by