3R(読み)3R/3あーる/すりーあーる/さんあーる(英語表記)reduce/reuse/recycle

知恵蔵の解説

3R

大量廃棄社会から循環型社会への転換が求められる中で、ごみの減量やリサイクルの促進へ向けて定式化された行動目標を表す標語。発生抑制(reduce、買う量や使う量を減らすこと)、再使用(reuse、使えるものは繰り返し使うこと)、再生利用(recycle、再び資源として生かすこと)の英語の頭文字に由来する。この順で境負荷削減効果が大きく、優先的に取り組まれるべきとされる。リサイクルには、マテリアル(素材的)リサイクル、ケミカル(化学的)リサイクル(例えば廃プラスチックをナフサに戻す)、サーマル(熱的)リサイクル(例えば廃棄物を焼却して熱エネルギーを回収する)があり、この順で優先されるべきとされ、どういう場合に、どのリサイクルをすべきかが問われる。発生源からごみを断つという意味でrefuse(ごみになるものは買わない)を加えて、4Rと呼ばれる場合もある。

(植田和弘 京都大学大学院教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

3R

循環型社会をつくるための三つのR。Reduce(リデュース)(ごみを減らす)、Reuse(リユース)(繰り返し使う)、Recycle(リサイクル)(再び資源に使う)をさす。近年、「リサイクルのためのリサイクル」の弊害が指摘され、リデュースとリユースこそが大切といわれる。

(2008-01-07 朝日新聞 朝刊 京都市内 1地方)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

百科事典マイペディアの解説

3R【スリーアール】

循環型社会を目指す標語として用いられる言葉。リデュースReduceすなわち廃棄物の発生抑制,リユースReuseすなわち再使用,リサイクルRecycleすなわち再生利用・再資源化という英語の頭文字をとった言葉である。日本では,2000年制定の循環型社会形成推進基本法にこの理念が盛り込まれ,地球温暖化防止と低炭素社会実現に向けて,資源の有効利用,環境保全など地球環境にできるだけ負荷をかけない循環型社会の形成の考え方を示している。
→関連項目容器包装リサイクル法

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

適応障害

心理社会的なストレスがはっきりと認められ、情緒面や行動面に問題が生じるもの。職場の人間関係、夫婦間の葛藤を始め、親の離婚、子供の自立、失恋、身体疾患など、一過性のものから持続的なものまで、ストレス因子...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

3Rの関連情報