4カ国の協議枠組み

共同通信ニュース用語解説 「4カ国の協議枠組み」の解説

4カ国の協議枠組み

1994年12月にハンガリーで米ロ英、ウクライナ首脳が署名した「ブダペスト覚書」には、ウクライナの安全保障が脅かされるなど、覚書の履行疑義が生じた際は、4カ国が協議を行うとの規定がある。だが具体的な手順は曖昧で、仮に4カ国のうち1カ国が協議に応じない場合、どのような対抗措置を取るのかが定められていない。実際、ウクライナの親ロ派政権の崩壊を受け、ロシア武力を背景にウクライナ南部クリミアを併合し、東部ドンバス地域への実効支配を強めた2014年、ロシアの抵抗でこの協議枠組みは機能しなかった。

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