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BOOP ぶーぷ

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家庭医学館の解説

ぶーぷ【BOOP】

 Bronchiolitis Obliterans Organizing Pneumonia(器質化肺炎(きしつかはいえん)をともなう細気管支炎さいきかんしえん))の略語です。1985年に提唱された新しい病名ですが、病気自体は以前よりあり、また、とくにまれな病気というわけでもありません。
 40~60歳代に、せき、発熱、息苦しさで発病することが多く、胸部X線写真では、まず肺炎の疑われることが多い病気です。しかし、肺炎とはちがい抗菌薬がききません。そして、症状が治まらないので、やむをえずステロイド薬を使用すると急速に回復するのが特徴です。
 気管支肺胞洗浄(きかんしはいほうせんじょう)ではリンパ球の増加、またTリンパ球のなかでCD8リンパ球がCD4リンパ球より多くなっています。胸部X線写真では、半数ぐらいの患者さんで陰影の移動(遊走(ゆうそう))がみられます。肺の生検標本では、肺胞壁(はいほうへき)へ炎症細胞が浸潤(入り込む)していたり、閉塞性細気管支炎(へいそくせいさいきかんしえん)がみられます。
 BOOPという病名を知っていれば、誤診されることは少ない病気ですが、ときには、肺炎(「肺炎とは」)、特発性肺線維症(とくはつせいはいせんいしょう)(「特発性肺線維症(特発性間質性肺炎)」)、ウェゲナー肉芽腫(にくげしゅ)(「ウェゲナー肉芽腫症」)などと誤診されることがあります。好酸球性肺炎(こうさんきゅうせいはいえん)(「好酸球性肺炎」)はBOOPとよく似た病気で、生検標本がなければ区別のつかないことがあります。

出典|小学館
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