化学辞典 第2版 「C18-スフィンゴシン」の解説
C18-スフィンゴシン
スフィンゴシン
C18-sphingosine
(2S,3R,4E)-2-amino-4-octadecene-1,3-diol.C18H37NO2(299.50).(4E)-スフィンゲニンともいう.脳の脂質から発見されたスフィンゴミエリン,セレブロシド,ガングリオシドの加水分解により得られる長鎖アミノアルコールで,図示した構造をもつ.クリーム色の針状晶.融点80~84 ℃.エタノール,クロロホルムに可溶,水に不溶.二重結合を接触還元するとジヒドロスフィンゴシンが得られる.炭素鎖が2個長い C20-スフィンゴシンはムコリピドにのみ発見される.[CAS 123-78-4]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報