CD-I(読み)しーでぃーあい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「CD-I」の意味・わかりやすい解説

CD-I
しーでぃーあい

対話型コンパクトディスク装置compact disc interactiveの略称。コンパクトディスク(CD)を家庭や教育用の大量の情報記録媒体として互換性をもたせたマルチメディア装置の世界規格マイクロプロセッサが組み込まれたCD-Iプレーヤーにより読み出される。1986年にソニーフィリップスが規格を公開し定めた。オーディオ、動画、文字、グラフィクス、アニメーションなどCDに記録されている各種の情報は、ファイル構造とデータ形式が規定されているので、利用者はプレーヤーに備えた検索などのソフトにより、必要な情報を対話しながら取り出すことができる。商品をプレゼンテーションするもの、ナビゲーション機能をもつ車載用装置のほか、鳥の名を選択すると対応した動画を呼び出すソフト、CD動画カラオケ用ソフトなどがある。

[岩田倫典]

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「CD-I」の解説

CD-I

ソニーとオランダのPhilips社が開発した、音楽画像、コンピューター用データなどを記録するためのCDの規格のこと。Green Bookと呼ばれる規格書で定義されている。

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