人の血液や汗、皮脂から検出される体細胞のデオキシリボ核酸(DNA)の塩基配列や繰り返しのパターンが個人ごとに異なるのを利用し、同じ配列の出現頻度から個人を識別する。当初の「MCT118型検査」は精度が低かった。4個の塩基配列を基本単位とし、それが繰り返される回数で個人識別する「STR型検査」を2003年に導入、染色体上の9部位を調べることで識別率は「約1100万人に1人」に上がった。06年には調べる部位を15に増やすことで「4兆7千億人に1人」に向上。今年4月からは部位を21に拡大し「565京人に1人」となった。
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