ONIOM法(読み)オニオムホウ

デジタル大辞泉 「ONIOM法」の意味・読み・例文・類語

オニオム‐ほう〔‐ハフ〕【ONIOM法】

our own n-layered integrated molecular orbital and molecular mechanics》巨大な高分子構造化学反応などを計算する手法の一。たんぱく質などの高分子を構成する原子間にはたらく力を、量子力学を厳密に適用して計算するには、その計算量が膨大になり、古典力学で計算すると精度が低くなる。そこで、計算精度の異なる階層構造を組み合わせて最適解を得るもの。
[補説]平成8年(1996)計算化学者の諸熊奎治もろくまけいじによって考案された。名称は、タマネギオニオン)のように何階層にもわたって計算を行うことにちなむ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む