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Siri しりSiri

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知恵蔵の解説

Siri

Apple社による音声認識アシスタント機能。単なる音声認識サービスではなく、認識した言葉に反応して、ユーザーが求めるアプリケーションを起動したり、質問に回答したりすることができる点が最大の特徴である。2012年7月現在、Siriが利用できるのは、iPhone4Sのみで、iOS5.1にアップグレードしたiPhone4Sでは、日本語でも利用できる。12年3月に発売された「新しいiPad」には、Siriは標準搭載されていないが、同年秋にリリースされる予定の次期iOSiOS6」にアップグレードすれば、利用可能となる。
Siriの利用は至って簡単。iPhone4Sなら、ホームボタンを長押しすると起動する。その後、「ご用件は何でしょう?」と表示されるので、例えば、「明日朝7時に起こして」と話せば、アラームセットされ、「○○君に電話」と話せば、アドレス帳に登録されている○○君に電話をかけることができる。また、「明日は何曜日?」などと話せば、音声で適切な回答が返ってくる。
Siriの技術は、米Siri社が開発したもので、10年4月にApple社がSiri社を買収し、Apple社のサービスとなった。ちなみに、Siriの語源は、ノルウェーの女性に付けられる名前であり、「勝利に導く美しい女性」という意味を持つ。
Siriは、認識した言葉を、3GやWiFiなどのネットワーク経由で、Appleのデータセンターに送り、解析し、回答する仕組みとなっている。現在、Siri に対応するアプリケーションは、FaceTimeメールカレンダー、連絡先、Safariといった、iOSに標準搭載されているものか、Apple社製のものに限られている。
ちなみに、日本国内では、ドコモ社の「しゃべってコンシェル」がSiriと同様のサービスであり、Android用のアプリとして無料で利用できる。
いずれにしても、このような人工知能をほうふつとさせる新しい音声認識サービスが普及すれば、スマートフォンやタブレットが一層便利なツールとなる可能性が高い。

(横田一輝  ICTディレクター / 2012年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

Siri
しり

アメリカのアップル社のスマートフォン(iPhone(アイフォーン) 4S以降の機種)やタブレット型の携帯端末(iPad(アイパッド)の第3世代・iOS 6以降)などに搭載された、音声認識を利用した操作補助機能。Speech Interpretation and Recognition Interface(発話解析・認識インターフェース)の略。現在の時刻の確認や指定地域の天気予報の表示、電子メールの確認と読み上げや音声入力、予定表の追加やアラームの設定、インターネット検索など、基本的な操作のほとんどを、対応機種に話しかけることにより行うことができるとされる。自然言語処理の技術を用いた機能で、話しかけた音声をインターネット回線を通じてアップル社の音声認識エンジンに送信し、その解析結果を返信することによって実際の処理が行われる。そのため、利用時には通信回線に接続されている必要がある。発売時は英語、ドイツ語、フランス語だけに対応し、2012年(平成24)3月から日本語も試用版として対応を開始した。アメリカ以外では一部使用できない機能がある。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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