TTL(読み)ティーティーエル

デジタル大辞泉 「TTL」の意味・読み・例文・類語

ティー‐ティー‐エル【TTL】[time-to-live]

time-to-liveコンピューターで、データ存続が許された期限。また、あらかじめ設定された繰り返しの回数TCP/IPネットワークにおけるパケット送信の繰り返しの上限などをさす。

ティー‐ティー‐エル【TTL】[transistor-transistor logic]

transistor-transistor logic》入力側にも出力側にもトランジスターを用いて論理回路を構成している集積回路IC)。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「TTL」の解説

TTL

Time To Liveの略で、パケットの生存可能時間を示すIPヘッダのフィールド。ルーティングするごとに減算され、0になったパケットはそれ以上ルーティングされずに破棄される。これにより、行き先がわからなくなったパケットが永久にネットワーク上をさまよう無限ループを防げる。Transistor-Transistor Logicバイポーラトランジスタを使った論理回路のこと。バイポーラトランジスタの代わりにCMOS相補型金属酸化膜半導体)トランジスタを使うものもある。バイポーラICCMOSTime To Liveパケットがネットワーク上を巡回し続けられる時間のこと。正確には、パケットが通せるルーター最大数を示す。これにより、ネットワーク内をパケットが無限ループしないようにできる。パケットルーター

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「TTL」の意味・わかりやすい解説

TTL
ティーティーエル
through the lens

撮影レンズを通った光をカメラ内部の受光素子露出計で測定する機構フィルムカメラでは一眼レフカメラ一部レンジファインダーカメラに,またすべてのデジタルカメラに採用されている。レンズに入ってきた光を測定するので精度が高く,近接撮影でも露出倍数を気にすることなく撮影できる。(→AE

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世界大百科事典(旧版)内のTTLの言及

【露出計】より

…またあらかじめ絞りとシャッター速度の一連の組合せが定められており,露出計の出力でそのいずれかの組合せが自動的に選択されるものをプログラム露光という。一眼レフカメラでは撮影レンズを通った光を測定するTTL(through the(taking) lensの略)方式が一般的である。カメラ【小倉 磐夫】。…

【集積回路】より

…日本におけるLSI産業の発展はまさにDRAMの量産性によるものであった。 一方,論理LSIでは,ICの初期にはバイポーラーのTTLファミリーが標準化され成功を収めた。また高速用には小規模のECLが使用された。…

【露出計】より

…またあらかじめ絞りとシャッター速度の一連の組合せが定められており,露出計の出力でそのいずれかの組合せが自動的に選択されるものをプログラム露光という。一眼レフカメラでは撮影レンズを通った光を測定するTTL(through the(taking) lensの略)方式が一般的である。カメラ【小倉 磐夫】。…

※「TTL」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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