最新 地学事典 「Ar-Ar法」の解説
アルゴンアルゴンほう
Ar-Ar法
argon-argon method
K-Ar法と共通の原理に基づくが,Kを定量する代りに試料を年代のわかった標準試料とともに中性子照射をして,39Kから生成される39Ar(半減期269年)と,40Kの壊変により生じる放射性起原の40Arとの比を測定して年代を求める方法。この方法で得られた年代をAr-Ar年代という。Ar同位体比のみから年代が計算できるので,多くの利点を有する。特に段階加熱を行うことにより,放射性起原40Arが一部失われた場合でも本来の年代を求めることができる。1960年代後半ころから盛んに利用。またレーザー加熱と本方法を併用することにより,鉱物粒ごとの年代測定が可能。
執筆者:兼岡 一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

