BT毒素(読み)ビーティードクソ

化学辞典 第2版 「BT毒素」の解説

BT毒素
ビーティードクソ
BT toxins

Bacillus thuringiensis菌が生産するタンパク毒.鱗翅(りんし)目の昆虫の消化管内に存在する中腸管上皮を破壊し,毒性を発揮する.特定の昆虫(コロラドハムシ,アワノメイガなど)に対して殺虫性を示すことから,トウモロコシなどを中心に遺伝子組換えによる害虫耐性植物などに利用されている.近年,BT毒素が鱗翅目以外の昆虫にも毒性を発揮するとの報告もあり,遺伝子組換え植物(GM植物)の生態系への影響とともに安全性の問題が指摘されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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