Cキナーゼ(読み)シーキナーゼ(その他表記)C kinase

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「Cキナーゼ」の意味・わかりやすい解説

Cキナーゼ
シーキナーゼ
C kinase

ATP (アデノシン三リン酸) のリン酸基を特定の蛋白質に転移する,蛋白質リン酸化酵素の一つ。細胞内の情報伝達において重要な位置を占める酵素で,その活性化の過程にはカルシウムの存在が不可欠であり,細胞内情報伝達物質として知られるジアシルグリセロール (DAG) により直接活性化される。細胞内情報伝達により活性化されたCキナーゼは,特定の酵素をリン酸化して立体構造を変化させ,その酵素の活性を調節し,細胞反応を引き起こさせる。最近の研究で,発癌物質であるホルボールエステルによりCキナーゼが活性化されることが分かり,Cキナーゼが発癌に関与している可能性が議論されている。

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