20世紀西洋人名事典 「C.アンワル」の解説
C. アンワル
Chairil Anwar
1922 - 1949
インドネシアの革命詩人。
スマトラのメダン生まれ。
インドネシア現代詩の創始者であるといわれる。少年時代から旺盛な読書欲を示し、日本軍政中から詩作を発表した。43年に発表した「おれ」(別題「闘魂」)はインドネシアの現代詩と「1945年革命世代」の幕開けを告げるものとして人々に大きな影響を与えた。27歳で急死した。作品集には「尖った砂利・奪われそして絶えるもの」「埃の中の轟き」「三つの開拓」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報