20世紀西洋人名事典 「C.A.ドビュッシー」の解説
C.A. ドビュッシー
Claude Achille Debusy
1862.8.22 - 1918.3.25
フランスの作曲家。
サン・ジェルマン・アン・レー生まれ。
10才でパリ音楽院に入学、1884年ローマ大賞を得た。象徴派詩人の集まる芸術サロンに参加。傾倒していたワグナーとの決別、ジャワのガムラン音楽に触れたことから、非西洋リズムや全音音階をあみ出す。1894年マラルメの詩に基づく「牧神の午後への前奏曲」で独自のスタイルへ向かう。その後、象徴派詩人メーテルリンクの台本による唯一のオペラ「ペレアスとメリザンド」(1902年パリ初演)、愛娘の為に書いたピアノ曲集「子供の領分」(’06〜08年)等、色彩的な響きを追求した印象主義的な作風に向かい、パリで死去。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報