20世紀西洋人名事典 「C.H.H.ワイル」の解説
C.H.H. ワイル
Claus Hugo Hermann Weyl
1885.11.9 - 1955.12.9
ドイツの数学者,物理学者。
元・プリンストン高等研究所教授,元・米国科学アカデミー会員。
エルムスホルン生まれ。
1910〜13年、’30〜33年ゲッティンゲン大学に勤務し、’30年数学正教授。’13〜30年チューリッヒ工科大学教授。’33年プリンストン高等研究所教授。’51年正教授を辞し名誉教授となる。米国科学アカデミー会員で、当時随一の数学者といわれた。研究は数学の基礎、関数論に関するもの、微分幾何学、その相対性理論への応用。群の表現論とその量子力学への応用など、広く数学諸部門とその理論物理への応用に及び、それらは「空間、時間、物質」(’23年)、「群と量子力学」(’39年)などの著作に集成されている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報