20世紀西洋人名事典 「E.エンゲル」の解説
E. エンゲル
Erich Engel
1891.2.14 - 1966.5.10
ドイツの舞台演出家。
ハンブルク生まれ。
郷里のハンブルクで俳優教育を受け、1922年ベルリンのドイツ国立劇場の舞台監督となり、後にミュンヘンのバイエルン国立劇場などに移った。シェークスピア劇の演出家として名声を得、叙事的で非幻想主義的な彼の演出は若き日のブレヒトに強い影響を与えた。戦後、「ベルリーン・アンサンブル」を中心に数多くのブレヒト劇を演出。代表作は「三文オペラ」でブレヒトの名も世界的にした。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報