20世紀西洋人名事典 「E.ピヌス」の解説
E. ピヌス
Evgeniya Mikhailovna Pinus
1914 - 1984.6.19
ソ連の日本文学研究者。
レニングラード大学教授。
レニングラード大学東洋学部日本文献学教授で、文献学を専攻する。1939年レニングラード大学を卒業し、’46年同大学にて徳富蘆花の風景抒情詩の研究で文学博士候補となる。その後、ゴーリキーなどのロシア文学の日本文学への影響を研究した。小林多喜二等の日本のプロレタリア文学の翻訳や「古事記」に基づいた神話の研究などを行い、論文を多数発表した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報