20世紀西洋人名事典 「E.G.セグレ」の解説
E.G. セグレ
Emilio Gino Segré
1905.2.1 - 1989.4.22
米国の物理学者。
元・カリフォルニア大学教授。
チボリ生まれ。
ローマ大学で学び、1932年にローマ大学助教授に就任し、’34〜35年にフェルミと協力して中性子反応の先駆的研究を行った。’36年パレルモ大学物理学部長を務める。’38年にはアメリカに亡命して、カリフォルニア大学バークレー校のローレンス放射線研究所所員となる。その後、ロス・アラモス研究所に勤務し、原爆計画に携わった。’44年にはアメリカに帰化し、’46〜72年にカリフォルニア大学教授となる。’55年にチェンバレンなどと反陽子を発見して、’59年にノーベル物理学賞を受賞した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報