20世紀西洋人名事典 「E.O.ベックマン」の解説
E.O. ベックマン
Ernst Otto Beckmann
1853.7.4 - 1923.7.12
ドイツの有機化学者。
元・ライプチヒ大学教授,元・カイザー・ウィルヘルム応用科学・薬学研究所所長。
ゾーリンゲン生まれ。
1875年ライプチヒ大学で、H.コルベなどに学び、卒業後、高等技術学校の教職に就く。その後、1887年ライプチヒ大学教授。ギーセン、エルランゲン、ベルリン各大学の教授を歴任し、1912年カイザー・ウィルヘルム応用科学・薬学研究所所長。1886年ベックマン転移反応を明らかにし、また、ベックマン温度計を開発することによって、沸点上昇、凝固点降下の測定を可能にし、有機化合物の分子量測定に広く利用されている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報