人材マネジメント用語集 「EBIT」の解説
EBIT
・EBIT= 当期経常利益+支払利息-受取利息+法人税等
・EBITとは、支払利息や税金を差し引く前の利益で、経常利益に金融収支(受取利息-支払利息)を差し引き、法人税を加えた利益額を指す。つまり、EBITは他人資本を含む資本に対してどの程度の付加価値を創出したかを示すものである。
・経営環境の状況により、企業は、積極的に借入れを行い事業を拡大することがあり、負債額の増加に伴い支払利息の額が大きくなる。また、納税額は、企業の節税対策や課税上の優遇措置に応じて異なる。このため、企業の本業における収益性を測るのに、経常利益の額に支払利息や納税額を足し戻したEBITが用いられる。(有利子負債が大きな企業や、創業間もないベンチャー企業の収益性を測定するのに用いられる。)
・また、EBITは人事関連においては、賞与原資を算出する際の業績指標として活用されることがある。
・活用するメリットは、従業員の本業における成果に対する意識付けを強化することが可能である。一方、デメリットは、EBITには営業外損失等のコストを加味しないため、賞与原資が財務基盤を圧迫する可能性があることが挙げられる。
出典 (株)アクティブアンドカンパニー人材マネジメント用語集について 情報