20世紀西洋人名事典 「G.ウィッティッヒ」の解説
G. ウィッティッヒ
Georg Witting
1897.6.16 - 1987.8.26
ドイツの化学者。
元・チュービンゲン大学教授,元・ハイデルベルク大学教授。
ベルリン生まれ。
有機化学者で、カッセル、マールブルク大学で学び、マールブルグ大学で講師(1926〜32年)、フライブルク大学教授、チュービンゲン大学教授(’44〜56年)を経てハイデルベルク大学教授(’56〜67年)となる。反応中間体ベンザイン,イリドおよびシクロアルキンの研究やアルキリデンホスランからオレフィンの合成反応、「ウィッティッヒ反応」の発見でよく知られ、この方法は有機合成反応に広く用いられ、1979年、アメリカの化学者H.C.ブラウンとともにノーベル化学賞を受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報