20世紀西洋人名事典 「G.ヌーヴォー」の解説
G. ヌーヴォー
Germain Nouveau
1851 - 1920
詩人。
パリで文学と絵画を学び、ヴェルレーヌ、ランボーと親交を結ぶ。ヴェルレーヌの影響で信仰の道に入ったが、常に放浪生活を送るなど彼の生涯は神秘主義、狂気の連続であった。最近は1873〜74年にロンドンでランボーと生活をともにした二人の関係が注目されている。作品は詩集「ユミリスの詩」(1910年)をはじめ、無邪気と皮肉、敬虔とエロチスムが絡み合った遺作詩編がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報