20世紀西洋人名事典 「G.フェリトマン」の解説
G. フェリトマン
Grigoriy Aleksandrovich Fel’dman
1884 - 1958
ソ連の経済学者。
十月革命後、最高国民経済会議の協力者となり、1923年長期計画立案に参加。今日の経済成長の動態モデルの原型とされている、論文「国民所得成長の理論に寄せて」は、経済成長の二部門モデルを数理的に定式化したものである。’30年代の粛清を免れ、’35年以来技師として追放先の北部地域で働く。’57年E.D.ドーマーが彼の埋もれた理論を発掘し、ハロッド‐ドーマー・モデルに仕上げ、再び脚光を浴びるようになった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報