20世紀西洋人名事典 「G.マンガネリ」の解説
G. マンガネリ
Giorgio Manganelli
1922 -
イタリアの作家,評論家。
ミラノ生まれ。
別名G. マンガネッリ。
パビア大学で政治学、英文学を学び、新前衛派の文学運動に参加。1964年「悲喜劇」で文壇にデビュー。文学の虚構性と政治的自立を説き、逆説、反語、皮肉を駆使して独自の文体を創造し、新前衛派最大の作家と目されている。主な作品に「新しい注釈」(’69年)、「後世の神々へ」(’72年)、「百物語」(’75年)、「愛」(’81年)などがあり、難解で、既成文体否定の末に得られる「無のポエジー」とでも言うべきものが特徴。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報