20世紀西洋人名事典 「G.F.ビゴー」の解説
G.F. ビゴー
Georges Ferdinand Bigot
1860 - 1927
フランスの画家。
パリ生まれ。
ゾラの小説の挿絵を描き、ゾラやフェリックス・ビュオらとの交際を通してジャポニスムの影響を受け日本に関心を持つ。1882年日本美術研究のため来日し、陸軍士官学校の画学教師を務め、4冊の銅版画集を刊行する。1887年横浜居留地で漫画雑誌「ドバエ」などの風刺雑誌や風刺画集を刊行し、官憲にマークされる。日清戦争では英国の新聞「グラフィック」の特派画家として従軍し、1894年日本人女性と結婚し息子をもうけるが、1899年条約改正で「居留地廃止・官憲の弾圧」を恐れ、帰国。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報