20世紀西洋人名事典 「G.V.スキャパレリ」の解説
G.V. スキャパレリ
Giovanni Virginio Schiaparelli
1835.3.14 - 1910.7.4
イタリアの天文学者。
クエノ地方サヴィリアーノ生まれ。
トリノ大学卒業後、同大学で数学を講義しながら近代言語学、天文学を研究。ベルリン、プルコボ天文台で学んだ後、1860年に帰国、ミラノのブレラ天文台に着任し、’62年同天文台長に就任し、1900年にその職を退いた後、同地にて余生を送った。この間1861年に小惑星ヘスペリアを発見、また、’66年には流星群と彗星の関係を解明するなど近代流星天文学の基礎を築いた。’72年には王立天文協会より金賞を受賞し、主著に「旧約聖書の天文学」(1903年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報