20世紀西洋人名事典 「H.ミュンスターバーグ」の解説
H. ミュンスターバーグ
Hugo Münsterberg
1863 - 1916
ドイツの医師。
元・ハーバード大学教授,元・アメリカ心理学会会長。
ダンツィヒ生まれ。
ブントのもとで学位を取得したが、考えには反対で、ハイデルベルクで医学の学位を取り、フライブルクで心理学の助教授。実験心理学者として活躍し、ハーバード大学のW.ジェームズに認められ、1892年同大実験心理学教授として招聘された。その後、応用心理学の方向に大転換し、1900年「心理学要綱」では産業における心理学の効用を主張、理念と方法を説く。’08年「証人席の上で」を書き、証言の信頼性と血圧との関係を示唆し、その後、「心理療法」(’09年)、「心理学と教師」(’10年)を発表する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報