HTTP(読み)エッチティーティーピー

デジタル大辞泉 「HTTP」の意味・読み・例文・類語

エッチ‐ティー‐ティー‐ピー【HTTP】[hypertext transfer protocol]

hypertext transfer protocolインターネット上でのデータ転送のためのプロトコルWWWサーバーブラウザーHTMLファイルや画像音声などのデータの送受信に用いられる。ハイパーテキスト転送プロトコル

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「HTTP」の意味・わかりやすい解説

HTTP
えいちてぃーてぃーぴー

WWWブラウザーなどのウェブクライアント(データを受信する側)とウェブサーバー(データを送信する側)の間で、HTMLファイルなどのさまざまなデータをやりとりするために使用するプロトコル(通信規約)のこと。ハイパーテキスト転送プロトコル(HyperText Transfer Protocol)の略。WWWブラウザーなどでインターネット上の情報を閲覧する場合、クライアントは取得したいデータのある場所を「http://」ではじまるURLで指定してリクエスト要求)を送信する。それに対し、該当するウェブサーバーは応答し、サーバーにあるデータをクライアントへ転送する約束になっている。また、クライアントとウェブサーバー間で送受信される情報の機密性や安全性を高めたい場合には、SSLを導入したHTTPS(HTTP over SSL)というプロトコルもあり、「https://」ではじまるURLをもつ。

[編集部]

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IT用語がわかる辞典 「HTTP」の解説

エイチティーティーピー【HTTP】

インターネットなどのコンピューターネットワークにおいて、ウェブサーバーウェブブラウザーの間でデータ転送するためのプロトコルHTMLで記述されたハイパーテキストほか、画像・音声・動画などのデータ転送に用いられる。◇「hypertext transfer protocol」から。

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知恵蔵 「HTTP」の解説

HTTP

HyperText Transfer Protocol(ハイパーテキスト転送プロトコル)の略。ウェブブラウザーがウェブサーバーから情報を取得する際に使用するプロトコルのこと。取得したい情報の所在をURL(一般には「ウェブアドレス」などとも)で指定することによって、該当するサーバーに情報を返送させる。URLの表記が「http://」で始まるのは、情報をHTTPで取得するという宣言である。また、ネット決済などでは、表記が「https://」となることがあるが、これは「https」というプロトコルを使用するという意味ではなく、「暗号化した情報をHTTPで送受信する」という意味である。末尾の「S」は「Secure」で、暗号化には通常、SSLという規格が用いられる。

(斎藤幾郎  ライター / 2009年)

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パソコンで困ったときに開く本 「HTTP」の解説

HTTP

ブラウザとウェブサーバーとの間でデータを送受信するためのプロトコルです。URLの最初に付く「http://」は、「通信にHTTPを使う」という意味です。普段はまったく意識する必要がありません。
⇨URL、ウェブサーバー、
ブラウザ、プロトコル

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

DBM用語辞典 「HTTP」の解説

ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル【HTTP Hypertext Transfer Protocol】

WWWでハイパーテキスト文書にリンクするためのプロトコル。先立つものとして、ウェブサイトのアドレスなど(例えば、http://marketplace.comなど)

出典 (株)ジェリコ・コンサルティングDBM用語辞典について 情報

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